ニィタの日記

アニメ、漫画、ボードゲームなど。Twitter:@niita0119

プリティーリズム・レインボーライブ 第14話、第15話

14話「りんねの秘密」

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ドリーミングセッションも終わり、2クール目。総集編風の前半パートから落ち着いた立ち上がりです。

  • 店長たちの学校でのプリズムショー練習からスタート。ドリーミングセッションを終えて熱が入るが、むしろ今までなんとなくプリズムショーをやっていたということの方が競技アニメの主人公らしくなくて面白い。丸々1クールかけて主人公たちのスイッチが入るところまでをやるという贅沢ができるのが子供向けアニメの良いところ
  • OPがEZ DO DANCEに。ノリノリの曲調でありながらも、あんわかなカヅキ、エデロ、一人ぼっちのべるなどの暗い部分も見せる。そしてそこからの解放のようなサビでのプリズムショーというつなぎ。やっぱりいいですねえ。しかしキンプリ見た後だとどうしてもカヅアレが出てきてしまうw
  • 自室で店長のプリズムショーをじっくりと見る氷室会長。公式記録を閲覧してるだけだろうし、別になにも悪いことはしてないんだけどやっぱ変態じみて見えてしまうw
  • 前半は1クール目のおさらいのような内容。しかし、店長たちが学校に行ってる間はクーさんがお店を切り盛りしている、トレーラーはクーさんの設計、りんねちゃんのマイソングの曲名など、何気に初出情報も。
  • 会長がプリズムストーンに来店しストーリーに戻る
  • 会長相手でも普段の微妙に高圧的な態度を崩さない千里さん。しかも話よりも客に出したケーキが気になっている
  • 氷室会長の抱く危機感。天羽ジュネがあまりにも強いため、ミスしないが小さくまとまってしまっているエーデルローズが順位を独占。プリズムショーの煌めきを取り戻すためにプリズムライブという新風を取り込みたいという。
  • 会長の初ファサッ
  • プリズムショー界の停滞の遠因はジュネ、というような話し方をした一方で、ジュネのショーへの純粋な感情も表現されていて、会長とジュネとの関係が少しわかる。まあ今回からのOP映像でモロに絡んでるというのもあるけど
  • 千里さんからりんねの正体についてのお話。とは言ってもオーナーも実はよく分かっていない。
  • クレヨンタッチで描かれたプリズムワールドの描写には歴代マスコットが
  • りんねちゃんであろう「お姫様」の過去にやったことはオーロラライジングとグレイトフルシンフォニア。直接はつながっていないRL世界とAD・DMF世界だが、りんねちゃんはゲームを通して両方に関係ある
  • プリズムワールドのお姫様の話が伝聞調な割にはそのお供であるピコックのことは知ってたのはどういうことなんだろう?
  • 千里さんの正体がモモガッパというのはバレバレだったが、まさか変身とかじゃなくアンドロイドとは……初見では相当驚いたよね。一応機械っぽい伏線はあったが。
  • 「このアンドロイドはミーの自信作」裏設定で、荒れていた頃のクーさんを更生させた女教師がモデルという荊千里ボディ。キンプリの謎の赤児といい、なんだか複雑なものを感じる
  • 名前だけ登場、「マスコットの墓場」。オーナーは恐れているが「なんだそんなことか」といとちゃん。クール。
  • しかし店がなくなるのは困る3人とも同じ。お店のことは大事だが、その理由は3人とも少しずつ違うっていうのはキャラの個性の違いと協力する理由が出ててよい
  • 結局りんねの件は3人に丸投げするモモガッパ。店長の家で生活することに
  • EDも変更。歌は後番組のメインキャラクター達を務めることになるi☆Risの6人。OPがノリノリになった分EDはアイドルソング風に?

15話「おとはのメルヘンティーパーティー」

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「決め手は温度です」
べる様のイライラに触れ、エーデルローズSチームをクビになってしまったおとはの話。紅茶のジャンピングとダンスの関連付けや、プリズムストーンの面々(主にいとちゃん)に励まされ、おとはが吹っ切れてメルヘェンな想像力を花咲かせる展開が素直に心地よいです。
1クール目終盤で描かれたエーデルローズvsプリズムストーンの構図が、おとはのプリズムストーン参入で崩れるのも物語の形として大きな動きがあって面白い。

  • 初めて描写されるル・セリアナ学園からスタート。
  • べる様主催のティーパーティ。いわゆる「アルファ」なべる様。
  • しかし後輩たちには、「完璧なんだけど近寄りがたい」べる様より、親しみやすいおとはに憧れが集まる。この後、おとはの方がファンレターが多いという話も聞き、べる様のイライラはピークに。
  • 小鳥遊家のメルヘェンパパ。バリバリのキャリアウーマンらしいおとはママの秘書のように振る舞う専業主夫。おとはは間違いなく父親似だ
  • 店長の家で生活することになり、いきなり一緒に寝てる店長とりんねちゃん。それにしても二人とも寝癖がやばい
  • りんねちゃんの「よっ」。この頃から口癖になりはじめた?
  • おとはがべる様の秘書的なことをやっているのは、父親が母に対してやっていることを意識的にか無意識にか、なぞっているという面もありそう
  • べる様、おとはに対してクビ宣告。さらに「あなたの「メルヘェン」だけど、あたしあれ、嫌い」。
  • 本当に嫌っているというより、相手の人格を否定したいという向きの方が強そう。エーデルローズに毒されている頃のべる様はとにかく他人を蹴落とすことを考えているなあ。仁の毒は本人の居ないところでもいろんな影響を及ぼしてる……
  • 店長一行に話しかけられて、とりあえず「ごめんなさい」のおとは。メルヘェンを奪われた分、「ごめんなさい」が残った的な
  • プリズムライブを鑑賞するモブ生徒に当たるべる様。2クール目最後への伏線が積み上げられていく
  • 顔すら映らない初代おとはの代わり役
  • 「おどおどしてるからべるに嫌われたんじゃないの」「こんな奴にプリズムショーで負けたかと思うと」「言いかけたんだし、言えば?」本人は言いたいことを言ってるだけなんだろうけど、厳しい事を言ったと思ったら持ち上げてみたり、発言をうながしてあげたり、おとはをなだめすかしてるようにも見えるいとちゃん。おとはのいとちゃんへのメルヘェンはこういう所でも育っているのかも
  • プリズムストーンでも紅茶を淹れるおとは。紅茶はべるとおとはのつながりの象徴。あるいはおとはが他人と接するための手段か。
  • 「お話を作るなんてやったことありませんし」「今やってたろ」
  • 少女漫画風の絵柄を描くおとは。前に出た店長の絵は絵本風の絵柄だけど、いつも描いてるのかおとはの絵よりこなれてる感じがあって、画風だけでもキャラの個性が出てる
  • そしてどことなくおとはといとっぽい主人公と王子様
  • 魔女役オーナー似合ってる
  • 見にくるべるわか。出られないおとは
  • 「べるはいい人ならあんたが活躍するのも喜ぶんじゃないか」いとちゃんの正論。おとはと出会った当初のべる様なら喜んでくれてたか
  • 「その言葉はいらない」おとはの「ごめんなさい」も今回のポイント。最後にその代わりに言った言葉で身の振り方が随分変わってしまうのだが
  • 「温度とダンスはぬるくなる前に」「おいしい紅茶になれないぞ!」紅茶とおとはの感情を掛けつつ、いとの口癖の「アツい/ヌルい」にも掛かっている。
  • おとはのショーは成功するものの、そのにやってくるべる様。「その格好とてもお似合いね」お皮肉がお上手い
  • わかなの「今謝らなきゃ手遅れ」はある意味助け舟か
  • しかしおとはから出るのは「ごめんなさい」ではなくて「ありがとうございました」。おとはは「ただ感謝したくて……」と言うが……会話って難しい。
  • そしておとはのペアともが孵る。「天使の卵さん?」またメルヘェンな表現。
  • 実質脱退宣言をしてしまったおとはだが、この時点ではことの深刻さに気づかないままこの話はおわり。次回以降に持ち越す形に。

プリティーリズム・レインボーライブ 第13話

13話「心をつなぐ虹のかけ橋」

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「薔薇の力、見せてあげる」
「あたし、歌えない……」

ドリーミングセッション編の最終話。店長vsべる様回です。
さすがのべる様のプリズムショー。そして高まり切った後のステージに立たされ、「ステージの魔物」に飲まれてしまう店長。それを救うコウジのまさかの行動。1クール目の締めくくりに相応しく、これまでの伏線の清算と共に凄まじいインパクトを与えるお話です。

  • 前話のラストではわかなに丁寧に負けを認めたあんちゃんだが、プリズムショー辞めなきゃいけないことに取り乱して泣く。年齢相応の不安定さもあるが、ステージの中と外で切り替えができる子であることも分かる描写
  • そして、転倒を気遣って控室まで来てくれるカヅキ先輩
  • 店長「私の出番に『なっちゃった』」一方で、取り乱すあんちゃんの不安は店長にまで伝染し、ショーが来ることを思わず忌避してしまう。ステージに登る前から既に雰囲気に飲まれつつある
  • おとはに対して丁寧な受け答えをするべる様だが、控室には散らかされた薔薇。べる様はストレスを感じている時、誰も見ていないところで物に当たる癖がある
  • 氷室会長と審査員との確執。現状を「エーデルローズの一人勝ち状態」と表現する会長。仁は審査員とつながっていた訳だから、審査員を仁のようなただ正確なショーを評価するような人材だけで固め、エーデルローズではそのようなショーを教え込む、という癒着の構図があったのだろう。そして会長でありながら、おそらくそれに気づいていないため、有効な対策は打てない氷室さん。
  • 「ありがとう。でも3連続ジャンプが見れなくて残念だわ」とことんわかなに対して毒を吐いていくべる様。他人を蹴落とすエーデルローズ式が身についてしまっている
  • べる様のショー。やはりよいなあ。ストーリー的には素直に楽しめないんだけど。
  • 店長「同い年なのにどうしてこんなにすごいの」
  • りんねちゃん「さみしい……」
  • 氷室会長「その演技は華やかである一方、どこか悲しく息苦しい」
  • モモ「腹減ったモモ」
  • 四者四様の反応。モモは大物なのか、プリズムワールドと関係ない人間のショーには興味ないってことなのか。
  • そして、ショー終了後、店長を威嚇するべる様。これで店長は完全にステージに飲まれてしまう
  • 「ステージを楽しめばいいんだよ」とクーさん。この時の店長に足りていないものは確かにそうだが、実際それが本人に響くかは別。やはり「大スター黒川冷」の意見であって、ほぼ素人である店長には響かないか
  • 「やりたくなければやらなくていいモモ」一方でモモのテキトーな意見。これまた真実ではあるが、こういう風に言われると「じゃあやらなきゃ」と思ってしまうのが人間な訳で、むしろ店長を追い詰める最後の一言になってしまったような感もある
  • 心配するりんねちゃんも、りんねちゃんの保護者のように振舞ってきた店長からすれば、りんねちゃんを不安にさせないようにしないと!と余計に気負わせてしまった
  • 緊張の中、ついにステージに上る店長。まばらな拍手。自分の心臓の音。色が消える景色。完全にアウェー
  • 音を色として認識する共感覚に頼ってショーをしてきた店長は、歌の色が見えないと何もできない
  • 「さよなら。綾瀬なる」生意気な店長を蹴落としてやったと微笑むべる様。しかし十数話後にこのセリフは自分に返ってきて「さよなら、べる」になる……。
  • 店長とべる様は大観客の中、大切なステージの上でショーができなくなるという同じ経験をし、しかも互いがその一因になっているという因果な二人。下手すれば不倶戴天の敵になっているような関係。だからこそなるべるは尊いんだなあ。
  • 「お前が作った歌はみんなを不幸にするんだよ」「お前の歌で輝けるのは世界でただ1人速水ヒロだけだってことをな!」一方で、店長がドリーミングセッションに参加することになる手引きしたヒロ様も店長をテコにコウジを責める。やはりこの時点のヒロ様にとって店長はコウジを追い詰めるための道具に過ぎなかったのだな。だからこそ最終話のヒロなる描写も輝く
  • (歌って……)コウジにテレパシーを飛ばすりんねちゃん。さりげなく人外。ネタ抜きに言うと、店長の成長がこの二人に支えられているということの象徴的なシーンだ。
  • そして、「ハート♡イロトリドリ〜ム」を歌い出すコウジ。多数あるRL衝撃シーンの中でも五指に入る瞬間。そしてそれを見るヒロ様の表情といくらなんでも慌てすぎな反応。シリアスなシーンなのにあまりに面白いwいや本当にシリアスなんだけど!
  • そして「アイツか!?」と、やはりコウジに反応するいとちゃん
  • 店長の世界に色が戻り、セブンスコーデが進化、さらに3連続ジャンプを決める。
  • 世界の色を取り戻す展開は50話でプリズムの煌めきを取り戻すためにショーをしたことの予告という意味もあったのかもしれない。同じ展開の反復は物語の基本
  • エーデルローズ勢がみな驚愕し、焦るなか、ただショーを楽しんでいるおとは。エーデルローズに所属しながら、ただ一人毒されない個性は作中最強じゃないかとも思える。しかし毒されないが故、べる様とわかなの庇護がなければ他人に蹴落とされていた訳でもある。
  • コウジ「ヒロ、僕はもう逃げない」オバレの間でのキーワード、「逃げる」。ヒロに対するコウジの宣戦布告。まあ別にコウジから何か仕掛けていく訳ではないんだが。
  • 「どうして、僕に歌をくれないんだ!この速水ヒロが神浜コウジの歌を一番うまく歌えるのに!」ヒロ様の慟哭。素直になれない男。
  • 店長のショーを見た審査員の一言が「困りましたね」。ショーによる盛り上がりや、新しい形のショーへの挑戦を評価するのではなく、ルールブックにないことをされたことへの困惑だけがある。
  • そして、べる様の高得点に歓声をあげる一方、店長の0カラットに明らかに困惑する観客。観客と審査員の意識のズレ。
  • 「なんと愚かな」そして氷室会長もまた少しズレた所にいる。
  • 「べるさんが言っていたこと分かりました」「もっと練習して、すごいショーができるように頑張ります!」
  • 「ふざけないで!」「あんたみたいな子、大嫌い!」
  • 店長を潰すつもりが、かえって成長させてしまったべる様。物凄い剣幕で当たり散らす。
  • 「負けてしまいましたが、大切なものを手に入れることができた気がします」と能天気な店長ナレーションで締められる。実際、得点的にはエーデルローズSチームが大差で勝ったわけだが、わかなもべるも、試合はしていないがヒロも、相手に想像の上を行かれ、精神的には追い詰められる側になってしまった。まさに「試合に勝って勝負に負けた」という状態。
  • プリズムショーの経験が十分ではないプリズムストーンが、奇跡の力で勝つというような展開ではなく、格上相手に追いすがる迫力と意地を見せ、これからの成長の余地を感じさせる展開はクール最後にふさわしいものでした。
  • あと、地味によいと思ったのが、あんちゃんと店長が後攻で試合には負けているという所。ライブバトル展開だと後攻が勝つのがパターン化していて先が見えてしまうことも多いんですが、試合には負けて盤外での別な要素では勝った、というような展開は、いろんな話の可能性を感じさせてくれて、他のアニメでも増えるといいなと思います

プリティーリズム・レインボーライブ 第11話、第12話

11話「Go for ドリーミングセッション!」

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ドリーミングセッション開幕。まずはいとvsおとは。プリズムショーの2連続に尺を割きつつ、ショーへつながる2人のドラマが描かれる。
直前になってなんだかシラケてしまい、ドタキャンしようとするいとちゃんが、弦さんにハッパをかけられ会場にかけつける展開と、おとはがべる様に全幅の信頼を寄せる理由。どちらもこれまでのキャラクター描写をさらに掘り下げるよいドラマでした。

  • 「君は間違っている」とコウジに言われたことをやっぱり気にしているいとちゃん。しかしなんだかシラケてしまう。「やっぱやめた」
  • コウジに大会に来て欲しい店長。ヒロの名前に反応するコウジ。大会に出ることにした理由をコウジに語るが、言ってることはヒロ様の受け売り。序盤の店長の主体性のなさのあらわれか。そしてこの時点でヒロの行動に不審さを感じるコウジ
  • べる様「忠告したはずよ」自分が仕向けたくせに嫌味は言っておく
  • あの方はまだいらしてないんでしょうか……。いとちゃんが気になるおとは。いとちゃんのショーが見れるとウキウキ
  • 千里ボディの不具合か、暑いモモガッパ。ボディを整備している様子を見て顔を赤らめるあんちゃん。なに想像してんだかwそしてクーさんのコスプレのりんねちゃんが初登場
  • 大会をドタキャンして数合わせのバンドに出るといういとちゃん。しかし、ギターの調律が上手くいかないのは精神状態の表れでもあるか。弦さんのそんなものは適当でいいという台詞は本心でなく、いとちゃんにハッパをかけるためだろう。
  • 「そこにお前の夢はあるのか?」仲間のことに関してはまだ熱さを失っていない弦さん。ちょっと頼りない雰囲気もあるけど、バンドマンらしい格好良さもなくしていない。
  • べる様に紅茶を献上しながらローズヒップのメルヘェンポエム。べる様にいとちゃんにとにかく発情しまくるおとは
  • こにゃにゃちわー
  • べる様「大観衆の中に跪き、2度と立ち上がれなくなるほどの恐怖を」うわあ……2周目視点だとすごいブーメランだな……
  • 駆けつけたいとちゃんを特に責めはしない店長とあんちゃん
  • なんだか観客席の作画にDMFを感じる
  • 観客席はノリノリだが審査員にはプリズムライブが評価されない。DMFも審査員が買収されるような展開はあったがRLの審査員はシリーズでも特に酷いと思う。直接的には仁の影響なんだろうが、ジュネ様関連でプリズムの煌めきが失われつつあるのも要因なのだろうか。というかジュネ様が長居してるのも元を辿れば仁のせいなんだよな……。本当にノリノリ法月は……
  • おとは「まるで雪山で孤独に咲くエーデルワイスの香り」こんどはエーデルワイスの来た
  • べる様を「あんな奴」呼ばわりするいとちゃんに対し、自分の口を塞ぎながら泣きながら怒るおとは。後藤さんの演技も相まって感情を抑えきれてない感じが実によく出てる。普段全然怒らない人がピンポイントで地雷を踏みぬかれたというか。
  • しかしその直後のショーは完璧にこなす。やっぱり作中一番のメンタル強者だ
  • 「これがいつもおどおどしてるあの子?」あんちゃん地味に思っていたことを言う。
  • やっぱりVanity Colonはいいなぁ。ハピレに対してベルロのダンスは実力差を印象付けるために意図的に振り付けを早くて複雑にしてるのかも
  • おとはのショーを「熱い!」と素直に評価する一方で「負け……?こんな奴に……?」といとちゃん。大会に参加して何か感じ取れたか。
  • 結果はダブルスコア。いとちゃんの点数には異論のある観客。観客、審査員、そして地味に初登場している氷室会長の間の温度差
  • 「ルールブックに載ってないから仕方ない」と審査員たちと同じことを言うモモガッパ。モモガッパはそういう考え方するやつなんだよな。査定ばっか気にするし。そこから最終話近くなると「伝説は若者が塗り替えていくもの!」になるから熱い。メインキャラクターの子供たちにあてられて熱を取り戻す大人たちの1人でもあるんだよな。
  • 次回、次々回のドリーミングセッション編は、ベルローズを掘り下げる2クール目に向けて、はじめてベルローズの3人を主眼において描いたお話という風にも取れるかも。そして、プリズムライブが評価されない1クールラストと、べる様がプリズムライブができない2クール目ラストという対比にもなっている

12話「はばたけ!勇気の羽」

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「風はわたしに吹いている……!」
「メチャウマなショー、召し上がれ!」

ドリーミングセッション、次鋒はあんvsわかな。この大会に出るきっかけになった因縁の2人。勝負はわかなの圧勝。しかし描かれるのはベルローズの不和・壁を破れないわかなと、カヅキ先輩に励まされジャンプに失敗しても壁を越えたあんちゃんの対比。また、キャラの個性もあって抑制的だった前話と比較して、感情を剥き出しにしたり、逆にそれを隠して「キャラ」を演じるという展開が目立った回とも感じました。

  • 負けて落ち着かないいとちゃんにホットミルクを渡すりんねちゃん。その場には店長もいたけど、店長がやってもいまいちさまにならない行動かも(ひどい)
  • 横断幕を張るカヅキ先輩。それを見て複雑なわかな。しかし切り替えは早いべる様とわかなの会話。「正義の味方ちゃんが嫌い」「自分と正反対だから?」イヤな話題になるとすぐ切り替えるわかな。3連続ジャンプを宣言するも「失敗しないでね」というべる様の毒の一言。
  • この頃のべるわかは気心が知れた同士の煽り合いのような、本気で険悪なような、微妙な感じ。過度な競争社会である仁が経営するエーデルローズの中で、他人を蹴落とすことに慣れすぎて、チームメイトまで隙があれば蹴落とす癖がついてしまっているような感じ
  • ポップのストーンが上に乗った占いをやり直すわかな。不安定さの表れ。キャラの趣味を上手く心情に落とし込んでいる。「風は私に吹いている……!」の台詞も自分に言い聞かせるようなトーン。
  • 「ふ」わかなが3連続を飛べなかったのを見て笑うべる様。仲間が失敗するぶん自分のサクセスにつながる、エーデルローズのいびつな構造に浸かってしまっている感じ
  • 「あいつ、逃げたな」カヅキ先輩は逃げには厳しい。一貫してる。
  • 「これで良かった……?良かったに決まってるじゃないか!」本人の不安定さがあらわれた、微妙に意味の取りづらい噛み合ってないセリフ。監督の師匠筋である富野節も感じる。
  • モモガッパ「そもそもこの程度の実力で大会に出ようとすることが無謀モモ」「勝手にすればいいモモ」モモガッパは放任、というか放置主義。さめた大人。
  • べる様のまえにワープするりんねちゃん「心の花は愛がないと咲かない」。愛愛連呼するようになる後半べる様を想起させるセリフ。
  • 氷室会長のはじめてのまともな登場。しかし子供ならまだしも、流石に女子中学生に抱っこはマズイと思いますよ……。そういう世間擦れしてなさだからジュネ様のことスッパ抜かれるんでは……。
  • 「1人で背伸びしただけでは見えない世界も誰かが力を貸してくれれば見えることもある。いずれ分かるよ」女子中学生にお触りしてポエムを詠む男。
  • 「心の壁をぶっ壊せ!」カヅキ先輩の激励は本当に的確だなあ。あえてスイーツじゃなくせんべい持ってくるところとか。
  • 「4連続でも5連続でも!」終盤、本当に飛ぶようになりますw
  • 「メチャウマなショー、召し上がれ!」
  • 3連続ジャンプに失敗し、怖い顔のあんちゃん。しかしりんねちゃんにハグされると一気に泣き崩れる。
  • 「心の壁、もうない」「私は私に負けたんだ」
  • 「泣くくらいなら最初からやらなければいいんだ。あんたのそういうところが大嫌いなんだよ……!」
  • そして素直に負けを認めるあんちゃん。わかなにとっては一番イヤな反応だろうなあ。

プリティーリズム・レインボーライブ 第9話、第10話

9話「プリズムライブは晴れのち嵐」

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べる様とわかなの謀略で、プリズムストーンの3人がエーデルローズにお呼ばれする回。いととおとはの遭遇、わかなとあんのダンスバトル未遂など、第1クールの山場となるドリーミングセッションへの布石の回とも言えます。

  • 4連続ジャンプを飛んだりんねちゃんが気になるべる様。煽るわかな。2人で週末の発表会にりんねを呼び出す計画を練る
  • 繁盛してるように見えるけどプリズムストーン売り上げ悪いらしい
  • エーデルローズからのお呼ばれに、「裏がありそう」と感づきつつも、宣伝になると乗るあん
  • クーさん「まさかのミー」
  • エーデルローズのライブ会場ほんとにデカイ
  • スラスラ社交辞令が出てくるべる様。べるママに教育されてるんだろうなあ
  • ライブの土壇場でキャンセルをちらつかせてりんねを呼ばせるべる様。駆け引きに長けている
  • べる様の後ろ姿がほんとモミの木
  • りんねちゃんを不思議ちゃん呼ばわりするわかな。まあ間違ってない
  • 一方でりんねちゃんにメルヘェンするおとは。
  • 店から(おそらく)プリズム瞬間移動で消えるりんねちゃん
  • 木の上のりんねちゃん
  • ここ数話、「べるさんを怒らせてばっかり」という意識のおとは。
  • りんねちゃんを追っていとちゃんを見つけるおとは。実質的にいとおとの初対面。「冬の香りがしました」おとはは音楽を香りとして感じる。そして、いきなり相手を王子様、自分をお姫様にキャストして妄想。メルヘェン(エコー)
  • そして、おとはからバレるエーデルローズの思惑。賢いけど謀略とかには向いてない人なんだよねえ、おとは。
  • そしてそれを聞いても言わないと約束したことは守るいとちゃん。「はっきり言っちゃえば?狙いはりんねだって」と煽るが、証拠はないと言っておとはを守る。
  • プリズムショー引退を賭けてあんわかの勝負。相手が引けない状況を作っていくわかなも駆け引きに強い。
  • レシピをクーさんに渡して辞めた後の心配からはじめるあんちゃん
  • 「わかなが負けるはずないでしょう。」わかなの実力は買っているべる様
  • 天候操作までするりんねちゃん
  • 決着は持ち越し。ドリーミングセッションへ向けて、突然大会になるのではなく、大会に出る個人的な理由を付けていく丁寧な展開。

10話「謎の生物 プリズムストーンに現る!」

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「競争で勝ったことないんだもん」

「名前だけ書けばいいんだろ」

「遊び気分で出場されてはこちらが迷惑よ」

キモカワ?系マスコットのUMAオーナー関係のゴタゴタがメインで、ダンスもない息抜き回……、と思いきや本格的にはじまるドリーミングセッションへ向けて、プリズムストーンの3人が覚悟を決めていく重要な回でもある。たっぷり1クールかけて主要キャラクターの紹介も終わり、前話と合わせて第1クール最終盤へ向けて盛り上げていく展開。つくづくお話の尺の無駄遣いをしないアニメだ。

  • 夜な夜なプリズムストーンに現れるUMAこと店長
  • 色指定に失敗してるのか、店長の後ろの席で突っ伏してる女子の髪の色がピンク色になってて、少し後の構図になったら茶色になってる
  • 「競争で勝ったことないんだもん」「名前だけ書けばいいんだろ」「わかなとバトルできればそれでいいから」と、3人とも大会自体に価値を感じていない。アニメとしては珍しいかも。そのために大会へのモチベーション付けがこの話でもある。
  • ユーチューブ(っぽいもの)に流出するりんねちゃん。そして個人情報を晒すわかな。
  • この頃のおとははべる様の機嫌をなおすことばかり考えてて、のちのエーデルローズ離脱の伏線にもなってる
  • ぬいぐるみと思われるオーナー
  • 「ぶっさいくなぬいぐるみ」「目障りだからここに置くな」「センスがないって思われる」「捨てよう。捨てるぞ。ゴミ袋!」店長に対して特に辛辣ないとちゃん。
  • 「クーたすけてモモ〜」クーモモ来た。
  • オーナーの正体についてミステリー好きでわくわくする2人とギャラの心配をするいとちゃん
  • 3人の大会への姿勢にべる様の静かな怒り。「本当に見下げ果てた人たちね」「好きな時に気ままに踊っている人たちに大会に出る資格はないわ。遊び気分で出場されてはこちらが迷惑よ」これもキンプリで明らかになったストリート系とアカデミー系の対立の一環かな。監督は女の子にモテるためにやるのがアカデミー系で、モテたいけど恥ずかしいのがストリート系って言ってたけど。
  • べる様に言われたことを気にして、あんちゃんといとちゃんがそれぞれカヅキ先輩とコウジの所へ。店長はヒロ様と遭遇し(実はヒロ様が会いに来た)、プリズムボーイズがそれぞれの立場から大会へと背中を押す。
  • 「大会なんて必要ない」「フリーダムなハートで踊るのが俺たちのダンスだ」と言いつつも、あんが本当は大会に挑戦してみたいと思っていることを見抜いて「新しい一歩、ハートが求めるものにぶつかっていけ!」と激励してくれるカヅキ先輩。やはり人間がなってる。
  • いとちゃんがコウジの所へ行ったのは元エーデルローズの人間だからというだけではなく、同じアーティストだけど異なったセンスを持つコウジはどう思うかを聞いてみたくなったからかもしれない。そしてコウジに言われるのは「キミは間違ってる」という端的な言葉。ヌルいコウジにこんなこと言われればいとちゃんも出ざるをえない。再集合した時は「数合わせ」と言ってるけど、本当は大会でコウジの言ってることの意味を確かめたかったんだろう。
  • 「家では弾きたくないんだ。母さんが悲しむから」のちの伏線。この時点では2人とも知らないんだから仕方ないが、いとちゃんにそれを言うか……。
  • 「意義だ敬意だって何様のつもりだよ」「踊る代わりにリンクで逆立ちでもしてやるよ」べる様に直接言わない節度はあるいとちゃん。あるいは言われた直後はどう反論するか思いつかなかったか。
  • 自分の意思で相談に行った2人と違い、ヒロ様の方から会いに来た店長。エーデルローズを案内され、べる様が汗まみれで努力する姿を見るが、競うことを嫌う店長にはなぜそんなことをするのか、ピンと来ない。それはライバルがいないからだとヒロ様に誘導され、なんとなくその気になってしまう。しかし全てはべる様の手引きだった、と。
  • 「きまぐれなお姫様だよべるは」気取ってる時のヒロ様らしいセリフ。
  • プリズムストーンの3人に大会で痛い目を見させてやろうとするべる様と、「美浜コウジが持っているものはなんでも欲しがる悪い癖」で利害が一致したヒロ様。ヒロ様はこの時点では店長のことをコウジを呼び出すネタくらいにしか思ってない。
  • ヒロ様のメガネのツルを噛む癖もここが初出かな。
  • 不穏な空気が漂いつつも、盗み食いをやめて堂々と食べるようになったモモガッパでオチ

プリティーリズム・レインボーライブ 第7話、第8話

痛恨の1週間遅れ。視聴自体はしていたんですけどアップが遅くなってしまいました。この後9-10話を連続でアップします。

7話「ガンコ親父にスイートマジック」

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「みんながみんな、なるの家みたいなハピなるな家族じゃない」

あんちゃんのマイソング回。
ガンコ親父ははちみつキッスされたりスイートマジックされたり大変だな。
あんちゃんと親子の関係からあんちゃんのキャラクターを掘り下げるのと同時に、涼野家の様子も描いていく。そして披露されるあんちゃんのマイソングは次の話の布石。シンプルなようでいて先へ向けた展開も広げていく、RLらしいテクニカルなお話。

  • 3人は特別社員に昇級
  • あんちゃんの親父はツンデレとはいえメインキャラ6人中4人の家庭に問題があるってすごいよな…
  • プリズムストーンバイトの事は親父には黙ってるけど、お母さんには言ってる。実際ありそうな家庭内力学。
  • 初期店長の周りをよく見ない善意。なるちゃん以外は内緒のバイトなんだよな……
  • 店長とちゃんとお話しする弦さん。少し不器用なだけで悪い人ではないのがわかる
  • 弦さん「あいつは俺と一緒だと嫌がる……」本当はそんなことはないんだけどなあ……
  • 涼野家も福原家も親に内緒のバイトがバレた展開だが、あんちゃん家の親子ゲンカはBGMがコメディ調だったり。バイトを認めない福原家に対して、涼野家はナチュラルにバイトを許してくれてるけど、むしろそっちの方が家庭環境は深刻そうだったり。
  • 「あたしが何をしてるかなんて、知りたいとも思わないでしょ」「あそこで働く理由は、あたしでも叶えられる夢があるかもしれないって、そう思えるから……」両親ともにいい人だし、本当は好きなのだけど、家の都合から擦れていってしまういとちゃん。
  • 「どうして話さないのーどうして働いちゃいけないのー」「みんながみんな、なるの家みたいなハピなるな家族じゃない」そして際立つ店長の恵まれた家庭環境。大友がRL見るととりあえず家庭環境に目がいくよな
  • 褒められてすぐ持ち直すあんちゃん。メンタル強者
  • 親父に対して「私にも考えがありますからね!」と意味ありげなことを言って戸をピシャリと閉じた後、戸口でクスクス笑うお母さん。完全に手玉に取られてる。親父に花を持たせてやってるけど、福原家は実質この人が主導権握ってるんだろうな
  • プリズムショーは初めてなのか、会場に入ったらキョロキョロするなる父
  • 店長の衣装、ドナルドにしか見えないんだけどこれマクドコラボかなんかだったんだっけ
  • いとちゃん「この歌…!」歌のアツさ(ヌルさ)でコウジの作った曲だと分かったいとちゃん。拾われるのは次の話。
  • 「UFO特番があるから夕飯までには帰ってこい」あんちゃんのオカルト好きは父親ゆずり?本当に似たもの親子だ

8話「男の勝負はダンスバトル」

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「逃げるなよ

ついに来た。ダンスバトル回。
カヅキ先輩が初登場し、メインキャラクターの女の子たちと同等以上にストーリーに力が割かれた、後にオーバーザレインボーとなる3人が揃い踏みします。
そして、コーリングスの頃から待ち望まれていた男性プリズムスターの3Dモデル!初めての試みにも関わらず、ヘソチラをメインに据えたヒロ様のジャンプ、男児向けホビーアニメを彷彿とさせるカヅキ先輩のジャンプなど、とにかく責めに出た演出のダンスは、まさにキンプリへつながるプリズムの煌めき。
もちろんダンスだけでなく、プリズムストーン組とエーデルローズ組まで、メインキャラクターはほぼ全員登場し、それぞれ違った立ち位置で活躍する作劇もすごい。あんにやたらと絡んでくるわかなや、いとちゃんとコウジと店長の会話など、先の展開への伏線がじわじわと撒かれています。
毎回言ってる気もしますが、とにかくすごい一話です。

  • ディアクラウンの店から何も買わずに出て、「着こなせる自信がないの」とおっしゃるべる様。「着ようとは思わないの間違いでしょ」とわかな。べる様はジュネ様に対抗意識バリバリ。実質は敵情視察か。おとはは普通に楽しんでたみたいだけど
  • 「人の歌を盗むなんて、君悪い子だね」得意げなわかな。いい子ヅラして自分の出番を奪った(と思ってる)あんの弱みを握ったと思っているのか
  • 店長のデコツンツンするわかな
  • エーデルローズのネーム入りの楽譜。キンプラでprideが使えないっていうのもこの線の話かな
  • べる様がわかなに付き合うのは自分より早く4連続ジャンプを決めたりんねをチェックするためか
  • ガード下でプリズムショーをする人たちに、なる「こういうの見たの初めて」いとちゃん「そんなことも知らないの」。地味に世界観が分かって好きなやり取り。やはり店長は無知キャラなのか
  • botにもなったあんの「いちいち驚かないの」
  • コウジを巡るヒロ対カヅキ「ダチをコケにするやつは許せねえ」「ダンスバトルだ!」
  • ヒロに対して「逃げるなよ」キンプリでアレクがカヅキ先輩をキレさせたキーワード。自分がかつて言った言葉だからこそ、あそこでカヅキ先輩は勝負するしかなくなったのだよな。オバレ3人を結び付ける言葉でもあると言える。
  • ダンスバトルをやめさせるためにコウジを呼びに行く店長といとちゃん。しかし前半のコウジほんとウジウジ前髪だなあ〜w
  • 優しくお願いする店長に対して「殻に閉じこもって自分のために歌ってる」といとちゃん。店長の言葉もコウジを立ち直らせるけど、コウジの殻を破って動かすのはいとちゃんのキツイ言葉なんだな。
  • ダンスバトル中に倒れるカヅキ先輩を深刻な顔してちゃんと受け止めてくれるが、その直後には軽口を言うヒロ様の二面性。やっぱり、咄嗟の判断の方がヒロ様の本質的に優しい部分で、それを誤魔化すように軽口を言っているのだろうな
  • エーデルローズでのいざこざ(というかまあ仁が悪いんだが)のせいで人前で歌えなくなったコウジに歌わせたがるヒロ様。ここではヒロ様からコウジに向けて「それとも、また逃げるのか?」。やはり「逃げる」はオバレ3人の間でのキーワード
  • ここではいとちゃんではなく店長の「頑張って」で歌うコウジ。
  • コウジに対してヒロ様「いい仲間ができたね」=お前とはもう仲間じゃない。本当はコウジを求めていても、こういうことを言ってしまうヒロ様。仁に縛られていた頃のヒロ様は天邪鬼というか、笑っている時に一番辛い思いをしていそうだ。

プリティーリズム・レインボーライブ 第5話、第6話

ついに本格的に情報が出ましたね!キンプラ(って略すらしい)!

一番インパクトがあったのはアレクの半裸か仁の半裸か新キャラの半裸か「淫猥なショー」だと思いますが(並べるとホントひどいな)、コウジが怖いくらいの真剣な表情で飛ぶジュエルスピンクロスも気になりますね。
仁目線で考えると、カヅキに対してはアレク、ヒロに対してはルヰで、コウジに対する刺客がいないかなと思っていたんですよ。まあ順当に新キャラなのかもしれませんけど、仁の気持ちになって、コウジが本当に嫌がりそうなことを考えると、弦さんの交通事故のこととかライブハウスの経営のことで圧力をかけて、いとちゃんをシュワロに移籍させるとかあるんじゃないかって思ってたんですよ。で、今回のコウジのジュエルスピンクロスの辛そうな表情を見るともしや……って。まあ妄想ですけれど。

とにかく、6月10日!感想を続けながら全身全霊で待機!

5話「私の歌は色♡トリドリーム」

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「これは、プリズムの光!」

(公式あらすじ)徐々に客の数も増え、賑わいを見せ始めたプリズムストーン。店長として益々がんばろうと張り切るなるであったが、そこにオーナーの千里から新たな課題が出される。店で行うプリズムショーのため、自分用のオリジナルソングを用意しろというのだ。とは言え作曲など出来るはずもなく、どうしたものかと頭を抱えるなる。悩んだ末に思いついたのは、以前ビルの屋上から聞こえてきた歌声。自分に不思議な光のイメージを見せたあの歌の主に、曲を貰えないか頼んでみようと考えたのだ。善は急げと向かったビルの屋上。そこでようやく出会ったギターを抱えた青年に、曲を作って欲しいと願い出るのだが……。

コウジの本格登場と店長のマイソングのお話。

キャラの成長はプリリズの核の1つですが、コウジはRLでも特に成長した変化が大きかったキャラじゃないでしょうか。最近のコウジは尻からハチミツ出したり後輩を赤い糸で縛ったりする変態愉快な人かと思えば、皆を支えるために独りハリウッド行きを決断したりする一面を見せたり、優しいけれどちょっと変で、でも決めるときは決めてくれるお兄さんという感じですが、初期のコウジはキャラソンの歌詞で自分で言ってるところの「価値のないくるみ割り人形」状態ですな〜。そして、その状態のコウジを描いて、そうなった理由も断片的にベルローズに語らせた上で、止まってしまっていたコウジが、店長の見せるプリズムの煌めきで動きはじめるというところまでを描いているのがこのお話。ここで、1話でコウジの問題をすべて解決させてしまわないのが、RLの特徴。本題である店長のマイソングは出来たけど、コウジとヒロの確執はほとんど描かれてすらいない(そもそもヒロ様は回想の一瞬しか出てこないし)。そうして、物語の中心に食い込んでくるような物事は複数話かけて少しずつ見せて、より詳細に描写していくという手法。初視聴時も思ったんですけど、その話のメインのラインももちろんあるんですけど、それと直接は関係ないラインの出来事も少しずつ起きるのがRLなんですよね。コウジとヒロとか、いととコウジとか、あんとわかなとか、べる様のエリート意識とかは、特定の話じゃなくて、複数話で扱われてる。そうして積み重ねた描写が、どこかで爆発するという仕掛け。

ちょっと話が飛びますが、女児アニメをはじめとした1年やる作品って、そんだけ話数が多いと、単に面白くないとか作画が悪いとかじゃなくて、その回を飛ばして見ても本筋はわかるっていう「死に回」がどうしても出てくるものだと思うんですけど、プリリズはこうして1話の中で複数のラインが動くことで、死に回の発生を防いでいるんじゃないかなって思ってます。女児アニメ初心者にも勧めたい理由もその辺。変身バンクとかにいちいち興奮する人間(自分)とかじゃなくても見れますよーっていう。

このお話とはズレましたが、とにかく、キンプリにつながっていくコウジの物語が始まったお話という意味でも重要なお話でした。

そのほか、小ネタなど

 

  • 「いとちゃんはいらっしゃいませが言えるようになりました」いとちゃんを教育する店長
  • 今度は1週間でマイソングを作ってこいという、またしても無茶振りのオーナー
  • 彩瀬家は全員聖人だなあ
  • いとちゃんの後ろの席の男子、初見では気づかなかったけど中々個性あるなw
  • 田中さん初登場!!!RLはRLから見ても面白いけど、AD DMF見てから見たかったなこのシーンw
  • 初めはツンツンしてるコウジ。「歌は誰にも渡さない」っていうのも伏線ですな
  • いとちゃん「バカじゃないの」
  • 「歌は命、簡単にくださいと言っても断られて当然」コウジの場合それだけではないが……。
  • わかな「まだ音楽されてたんですね〜あんなことがあったからてっきりもう音楽やめて引きこもってるんだと思ってましたよ〜」さすがです。
  • べる様「プロの世界についていけなかった人の話なんてどうでもいい。そんなことでエーデルローズやめるなんてかわいそうなほどバカな人」べる様もさすが。
  • ヒロ様の初登場は回想シーン
  • 店長になにかを感じているようで、実は引っかかりは「命よりも大切なもの」といういとちゃんが使ったワードのコウジ。この時点でいとちゃんと
  • †光なんかない、僕の歌はみんなを不幸にするから†
  • 紙芝居を読むときの店長の低い声モモガッパっぽい
  • 絵本はあひるの子だけど、鳥モチーフはのちになるべるユニットの時にも使われる
  • コウジ「これは、プリズムの光!」キンプリにもつながる、後輩の純粋な熱さが、先輩を奮い立たせる展開
  • いとちゃん「こんな歌も書けるのか(乙女のハートだもん平らじゃつまらない)」

 

6話「クールなハートがビートでヒート!」

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「クロスの歌ってアツいね」

「あんたの歌がヌルいんだよ」

(公式あらすじ)初の出張ライブを行うことになったプリズムストーン。キラキラにデコられた専用トレーラーで向かった先は、なんと男子校の学園祭だった。お客として来ている女の子たちに、プリズムストーンのことを知って貰おうというのだ。そんな狙いは大当たりで出張ショップは大盛況。接客に大忙しのなるたちだったが、その間に一緒に来ていたりんねが行方不明になってしまった。なるは慌てて校内を探すが、突然目の前に現れた黒山の人だかりに道を塞がれてしまう。黄色い声援を上げる大勢の少女たちに囲まれ笑顔を振りまいていたのは、エーデルローズ所属のプリズムボーイ、速水ヒロであった。

華京院学園の学園祭への出張回。今度はヒロ様の実質的な初登場回。

コウジとヒロ様の確執と、間近にいるけどそれに特に気づかないハピなる店長が見どころ。そしてコウいとの馴れ初めでもある。こう書くとコウジの二股回みたいだ。ナチュラルイケメンは罪ですなあ。

その他小ネタなど

  • スイーツつまみ食いの犯人捜しをするあん。委員長だし、犯人捜し大好きそうな性格だよな〜(偏見)
  • スマショにポプンを入れると監視カメラになるの地味に便利
  • この店には未確認生物が居て夜な夜なスイーツを食べてるんです」
  • 男子目当ての女性客目当ての集客という、微妙に回りくどい企画。
  • ナンパされることを目当てに学園祭に来る女性客、母校を思い出す。
  • というか男子校なのにミスコンがある花京院学園って……
  • あ、オバレが女装で出てたのもコレなんだっけ。本来は女装した生徒が出るものなのか……?
  • 田中さん再び。2話連続。やっぱりミス研に入ったのは前世でのパートナーに惹かれたから説はロマンチックで好きですね〜。まあ最後は地獄行きですけど……
  • ヒロ様ご登校〜〜、のところに恨みがましく出てくるコウジさん。曲って多くの人に聞いてもらってはじめて意味を持つものだからね」とあてつけを言うヒロ様。一周見てると険悪なのがますます分かるなあ。
  • 顎クイ「君、面白いね」という夢小説みたいなムーブを決めるヒロ様
  • 内緒の話を普通に漏らす店長
  • 「ヌルいんだよ!」「君のために書いた曲じゃない」ぶつかり合うタイプのアーティストカップルなコウいと。
  • コウジにショーを見せたい店長、段々ほだされていくコウジ、コウジに熱いライブを見せつけたいいとちゃん
  • うーん、コウジが初めて見るプリズムライブがいとちゃんだったんだねぇ。初対面も一応、店長よりいとちゃんの方が先だし、コウジの初めてはいとちゃんにことごとく奪われてるんだね(誤解を招く表現)

プリティーリズム・レインボーライブ 第3話、第4話

3話「クロスがいと?COOL & HOT」

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「あんたらと群れる気はないよ」
「誰にも売らないで!」
あらすじ:なるが店長を務める「プリズムストーン」も開店間近。オーナーから、スイーツ担当のあんに続いて、メイク担当を見つけるよう言われる。一方、なるのクラスメイトの「涼野いと」は父親のライブハウスを手伝うかたわら、事故でギターを弾けなくなったという父親が、かつて使っていたギターを買い戻す決心をする。翌日、なるからプリズムストーンのメイク担当としてスカウトされたいとは、繁盛すれば大人並みのギャラを出すというオーナーの言葉から、その申し出を受ける。

ハッピーレインの3人目、涼野いとの紹介回。序盤のいとの人格や状況に合わせ、1話2話と比べて落ち着いた雰囲気のお話と感じました。この時点では、いとちゃんの詳しい家庭環境は明かされていませんが、昼から酒を飲んで寝ている父親(これは初登場時そういう描写だからインパクトあるけど、単に夜型人間なだけで、定職も持ってるし、いとちゃんの演奏ちゃんと見てほめてるし、悪い人ではないんだが……)、どこにも母親の影が見えないことなどから、それほど円満ではないことはうかがえるようにできています。
そして、その描写から、いとちゃんが父親のギターを買い戻すことを決めるという流れは綺麗で説得力があります。「誰にも売らないで」のところでクルンが孵化して、重要なことであることがわかりやすくアピールもされている。ここで、「お父さんのギターを買い戻したい」「ギターが戻ってくればお母さんも戻ってくれるはず」とか、一言も言ってなくて、視聴者の想像を誘導するという形にしているのが、また渋くてよい。その方が自分で自然といとちゃんの心情に入っていけるし、そういうこと言わないタイプの子なんだなとキャラ紹介の一環にもなっている。
あと、まだ会話もしていないけれど、ここがコウジと初めて顔を合わせる話でもある。今から見返してみると、いとちゃんとコウジはちゃんとお互いの顔を見てるけど、店長はただすれ違うだけで、この時点から最終的にくっつくのはいとちゃんだってのが予告されてるんだなあ……。
ということで、3話は全体的に落ち着いた話の中に、いとちゃんと父親の弦さんの、悪いところも含めたキャラ造形のうまさがあるお話でした。悪いところも含めたキャラ造形のうまさっていうのは、プリリズのシリーズ通しての良さでもあるが、RLだとそれが特に濃く出てる気がするなあ。べる様だって、はじめから後期の性格だったらあんな魅力なかっただろうし。そうして女児アニメの長いスパンを使って、自分の悪い面とも向き合ってキャラが「成長」するところを見せてくれるのがプリリズの魅力。

その他、小ネタ

  • 面倒見がいい、ミステリアス好きなどあんちゃんのキャラも少しずつ掘り下げられていく。
  • いとちゃん、遅刻、担任も手が付けられない、屋上で寝ると、一昔前の不良漫画みたいな行動だw
  • いとちゃんの後ろに座ってる男子がおびえてるw
  • アホ毛をいじる店長
  • ノルマ的に出てくるベルローズの3人だが、「4連続ジャンプ」というキーワードを話のとっかかりにしてプリズムストーン組と接点を作っていく。
  • この時点のべる様は「ジュネ様」呼びなのか
  • この時点の店長は無視されて傷つくレベルのメンタル
  • ペアともたちと一緒に泣き落とし作戦。ペットと同レベルの店長
  • 何も言ってないのにストーンの由来がわかるし、そのことについて聞いたらはぐらかしてくるめが姉ぇ怖い。
  • ラスボス(?)である天羽ジュネの名前をちょくちょく出して印象付けていく

4話「プリズムストーンイースターにようこそ!」

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あらすじ:ついに営業を開始したプリズムストーン。しかし、店は閑古鳥。数少ない客も、いとのまずい接客で追い返してしまう。挽回を狙うなるたちは、向かいの有名ショップ「ディアクラウン」のイースターイベントに対抗し、プリズムストーンでもイースターイベントをすることになるが、高級感を売りにしたディアクラウンのように上手くはいかない。DJ COOの助言に従い、ディアクラウンに追従するのではなく、プリズムストーンらしいイースターを目指す。

いよいよプリズムストーンの営業が開始する回であり、ハロウィンと違ってあまり定着しないイースターイベントの回。

  • 「人に聞かなきゃ自分が着る服分かんないやつは何着ても同じ」「クッキー欲しくて来た客に、ロックの熱さなんてわかんない」、トガってるクロスさん。から回るいと。特に改心みたいなことはしないけど、ラストにはいと呼びしてもそこまで怒らなくなる。元から別に粗暴な性格というわけではないんだよなあ。
  • モモの「査定」の話が出たり、正体チョイ見せしたり。
  • べる様の名前は知ってて当たり前レベルのことらしい。
  • すでにあんとわかなの伏線が張られる。わかなはあんのことに気付いてメチャクチャショック受けてるけど、あんは気づかない。まあかなりイメージ変わってるし仕方ないと言えば仕方ないが……。それにしてもわかなの煽り性能。さすが放送時クソ猫呼ばわりされてただけある
  • だいぶ変人のおとは。はわわ たあー なあー メルヘェン
  • 頭がカチコチになーる
  • のちに重要アイテムになるホットミルクもここで初出。この時点で店長は記憶喪失とか事情は知らないはずだけど、りんねちゃんナチュラルに幼児扱いされてるな
  • クーさんやはり人格者。口出しが多いのはオーナーだけど、適切なアドバイスをくれるのはクーさんでいい大人コンビ
  • プリズムライブのことはモモも知らなかった
  • 1話に続き、りんねちゃん乱入、4連続ジャンプを複数人が目撃
  • 客の声優に後のプリパラでメインを張るiRis勢が。
  • 先週のライブハウスに続き、突然夜の公園に現れて、りんねちゃんのプリズム瞬間移動を印象付ける回でもある