ニィタの日記

アニメ、漫画、ボードゲームなど。Twitter:@niita0119

プリティーリズム・レインボーライブ 第3話、第4話

3話「クロスがいと?COOL & HOT」

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「あんたらと群れる気はないよ」
「誰にも売らないで!」
あらすじ:なるが店長を務める「プリズムストーン」も開店間近。オーナーから、スイーツ担当のあんに続いて、メイク担当を見つけるよう言われる。一方、なるのクラスメイトの「涼野いと」は父親のライブハウスを手伝うかたわら、事故でギターを弾けなくなったという父親が、かつて使っていたギターを買い戻す決心をする。翌日、なるからプリズムストーンのメイク担当としてスカウトされたいとは、繁盛すれば大人並みのギャラを出すというオーナーの言葉から、その申し出を受ける。

ハッピーレインの3人目、涼野いとの紹介回。序盤のいとの人格や状況に合わせ、1話2話と比べて落ち着いた雰囲気のお話と感じました。この時点では、いとちゃんの詳しい家庭環境は明かされていませんが、昼から酒を飲んで寝ている父親(これは初登場時そういう描写だからインパクトあるけど、単に夜型人間なだけで、定職も持ってるし、いとちゃんの演奏ちゃんと見てほめてるし、悪い人ではないんだが……)、どこにも母親の影が見えないことなどから、それほど円満ではないことはうかがえるようにできています。
そして、その描写から、いとちゃんが父親のギターを買い戻すことを決めるという流れは綺麗で説得力があります。「誰にも売らないで」のところでクルンが孵化して、重要なことであることがわかりやすくアピールもされている。ここで、「お父さんのギターを買い戻したい」「ギターが戻ってくればお母さんも戻ってくれるはず」とか、一言も言ってなくて、視聴者の想像を誘導するという形にしているのが、また渋くてよい。その方が自分で自然といとちゃんの心情に入っていけるし、そういうこと言わないタイプの子なんだなとキャラ紹介の一環にもなっている。
あと、まだ会話もしていないけれど、ここがコウジと初めて顔を合わせる話でもある。今から見返してみると、いとちゃんとコウジはちゃんとお互いの顔を見てるけど、店長はただすれ違うだけで、この時点から最終的にくっつくのはいとちゃんだってのが予告されてるんだなあ……。
ということで、3話は全体的に落ち着いた話の中に、いとちゃんと父親の弦さんの、悪いところも含めたキャラ造形のうまさがあるお話でした。悪いところも含めたキャラ造形のうまさっていうのは、プリリズのシリーズ通しての良さでもあるが、RLだとそれが特に濃く出てる気がするなあ。べる様だって、はじめから後期の性格だったらあんな魅力なかっただろうし。そうして女児アニメの長いスパンを使って、自分の悪い面とも向き合ってキャラが「成長」するところを見せてくれるのがプリリズの魅力。

その他、小ネタ

  • 面倒見がいい、ミステリアス好きなどあんちゃんのキャラも少しずつ掘り下げられていく。
  • いとちゃん、遅刻、担任も手が付けられない、屋上で寝ると、一昔前の不良漫画みたいな行動だw
  • いとちゃんの後ろに座ってる男子がおびえてるw
  • アホ毛をいじる店長
  • ノルマ的に出てくるベルローズの3人だが、「4連続ジャンプ」というキーワードを話のとっかかりにしてプリズムストーン組と接点を作っていく。
  • この時点のべる様は「ジュネ様」呼びなのか
  • この時点の店長は無視されて傷つくレベルのメンタル
  • ペアともたちと一緒に泣き落とし作戦。ペットと同レベルの店長
  • 何も言ってないのにストーンの由来がわかるし、そのことについて聞いたらはぐらかしてくるめが姉ぇ怖い。
  • ラスボス(?)である天羽ジュネの名前をちょくちょく出して印象付けていく

4話「プリズムストーンイースターにようこそ!」

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あらすじ:ついに営業を開始したプリズムストーン。しかし、店は閑古鳥。数少ない客も、いとのまずい接客で追い返してしまう。挽回を狙うなるたちは、向かいの有名ショップ「ディアクラウン」のイースターイベントに対抗し、プリズムストーンでもイースターイベントをすることになるが、高級感を売りにしたディアクラウンのように上手くはいかない。DJ COOの助言に従い、ディアクラウンに追従するのではなく、プリズムストーンらしいイースターを目指す。

いよいよプリズムストーンの営業が開始する回であり、ハロウィンと違ってあまり定着しないイースターイベントの回。

  • 「人に聞かなきゃ自分が着る服分かんないやつは何着ても同じ」「クッキー欲しくて来た客に、ロックの熱さなんてわかんない」、トガってるクロスさん。から回るいと。特に改心みたいなことはしないけど、ラストにはいと呼びしてもそこまで怒らなくなる。元から別に粗暴な性格というわけではないんだよなあ。
  • モモの「査定」の話が出たり、正体チョイ見せしたり。
  • べる様の名前は知ってて当たり前レベルのことらしい。
  • すでにあんとわかなの伏線が張られる。わかなはあんのことに気付いてメチャクチャショック受けてるけど、あんは気づかない。まあかなりイメージ変わってるし仕方ないと言えば仕方ないが……。それにしてもわかなの煽り性能。さすが放送時クソ猫呼ばわりされてただけある
  • だいぶ変人のおとは。はわわ たあー なあー メルヘェン
  • 頭がカチコチになーる
  • のちに重要アイテムになるホットミルクもここで初出。この時点で店長は記憶喪失とか事情は知らないはずだけど、りんねちゃんナチュラルに幼児扱いされてるな
  • クーさんやはり人格者。口出しが多いのはオーナーだけど、適切なアドバイスをくれるのはクーさんでいい大人コンビ
  • プリズムライブのことはモモも知らなかった
  • 1話に続き、りんねちゃん乱入、4連続ジャンプを複数人が目撃
  • 客の声優に後のプリパラでメインを張るiRis勢が。
  • 先週のライブハウスに続き、突然夜の公園に現れて、りんねちゃんのプリズム瞬間移動を印象付ける回でもある