プリティーリズム・レインボーライブ 第14話、第15話
14話「りんねの秘密」
ドリーミングセッションも終わり、2クール目。総集編風の前半パートから落ち着いた立ち上がりです。
- 店長たちの学校でのプリズムショー練習からスタート。ドリーミングセッションを終えて熱が入るが、むしろ今までなんとなくプリズムショーをやっていたということの方が競技アニメの主人公らしくなくて面白い。丸々1クールかけて主人公たちのスイッチが入るところまでをやるという贅沢ができるのが子供向けアニメの良いところ
- OPがEZ DO DANCEに。ノリノリの曲調でありながらも、あんわかなカヅキ、エデロ、一人ぼっちのべるなどの暗い部分も見せる。そしてそこからの解放のようなサビでのプリズムショーというつなぎ。やっぱりいいですねえ。しかしキンプリ見た後だとどうしてもカヅアレが出てきてしまうw
- 自室で店長のプリズムショーをじっくりと見る氷室会長。公式記録を閲覧してるだけだろうし、別になにも悪いことはしてないんだけどやっぱ変態じみて見えてしまうw
- 前半は1クール目のおさらいのような内容。しかし、店長たちが学校に行ってる間はクーさんがお店を切り盛りしている、トレーラーはクーさんの設計、りんねちゃんのマイソングの曲名など、何気に初出情報も。
- 会長がプリズムストーンに来店しストーリーに戻る
- 会長相手でも普段の微妙に高圧的な態度を崩さない千里さん。しかも話よりも客に出したケーキが気になっている
- 氷室会長の抱く危機感。天羽ジュネがあまりにも強いため、ミスしないが小さくまとまってしまっているエーデルローズが順位を独占。プリズムショーの煌めきを取り戻すためにプリズムライブという新風を取り込みたいという。
- 会長の初ファサッ
- プリズムショー界の停滞の遠因はジュネ、というような話し方をした一方で、ジュネのショーへの純粋な感情も表現されていて、会長とジュネとの関係が少しわかる。まあ今回からのOP映像でモロに絡んでるというのもあるけど
- 千里さんからりんねの正体についてのお話。とは言ってもオーナーも実はよく分かっていない。
- クレヨンタッチで描かれたプリズムワールドの描写には歴代マスコットが
- りんねちゃんであろう「お姫様」の過去にやったことはオーロラライジングとグレイトフルシンフォニア。直接はつながっていないRL世界とAD・DMF世界だが、りんねちゃんはゲームを通して両方に関係ある
- プリズムワールドのお姫様の話が伝聞調な割にはそのお供であるピコックのことは知ってたのはどういうことなんだろう?
- 千里さんの正体がモモガッパというのはバレバレだったが、まさか変身とかじゃなくアンドロイドとは……初見では相当驚いたよね。一応機械っぽい伏線はあったが。
- 「このアンドロイドはミーの自信作」裏設定で、荒れていた頃のクーさんを更生させた女教師がモデルという荊千里ボディ。キンプリの謎の赤児といい、なんだか複雑なものを感じる
- 名前だけ登場、「マスコットの墓場」。オーナーは恐れているが「なんだそんなことか」といとちゃん。クール。
- しかし店がなくなるのは困る3人とも同じ。お店のことは大事だが、その理由は3人とも少しずつ違うっていうのはキャラの個性の違いと協力する理由が出ててよい
- 結局りんねの件は3人に丸投げするモモガッパ。店長の家で生活することに
- EDも変更。歌は後番組のメインキャラクター達を務めることになるi☆Risの6人。OPがノリノリになった分EDはアイドルソング風に?
15話「おとはのメルヘンティーパーティー」
「決め手は温度です」
べる様のイライラに触れ、エーデルローズSチームをクビになってしまったおとはの話。紅茶のジャンピングとダンスの関連付けや、プリズムストーンの面々(主にいとちゃん)に励まされ、おとはが吹っ切れてメルヘェンな想像力を花咲かせる展開が素直に心地よいです。
1クール目終盤で描かれたエーデルローズvsプリズムストーンの構図が、おとはのプリズムストーン参入で崩れるのも物語の形として大きな動きがあって面白い。
- 初めて描写されるル・セリアナ学園からスタート。
- べる様主催のティーパーティ。いわゆる「アルファ」なべる様。
- しかし後輩たちには、「完璧なんだけど近寄りがたい」べる様より、親しみやすいおとはに憧れが集まる。この後、おとはの方がファンレターが多いという話も聞き、べる様のイライラはピークに。
- 小鳥遊家のメルヘェンパパ。バリバリのキャリアウーマンらしいおとはママの秘書のように振る舞う専業主夫。おとはは間違いなく父親似だ
- 店長の家で生活することになり、いきなり一緒に寝てる店長とりんねちゃん。それにしても二人とも寝癖がやばい
- りんねちゃんの「よっ」。この頃から口癖になりはじめた?
- おとはがべる様の秘書的なことをやっているのは、父親が母に対してやっていることを意識的にか無意識にか、なぞっているという面もありそう
- べる様、おとはに対してクビ宣告。さらに「あなたの「メルヘェン」だけど、あたしあれ、嫌い」。
- 本当に嫌っているというより、相手の人格を否定したいという向きの方が強そう。エーデルローズに毒されている頃のべる様はとにかく他人を蹴落とすことを考えているなあ。仁の毒は本人の居ないところでもいろんな影響を及ぼしてる……
- 店長一行に話しかけられて、とりあえず「ごめんなさい」のおとは。メルヘェンを奪われた分、「ごめんなさい」が残った的な
- プリズムライブを鑑賞するモブ生徒に当たるべる様。2クール目最後への伏線が積み上げられていく
- 顔すら映らない初代おとはの代わり役
- 「おどおどしてるからべるに嫌われたんじゃないの」「こんな奴にプリズムショーで負けたかと思うと」「言いかけたんだし、言えば?」本人は言いたいことを言ってるだけなんだろうけど、厳しい事を言ったと思ったら持ち上げてみたり、発言をうながしてあげたり、おとはをなだめすかしてるようにも見えるいとちゃん。おとはのいとちゃんへのメルヘェンはこういう所でも育っているのかも
- プリズムストーンでも紅茶を淹れるおとは。紅茶はべるとおとはのつながりの象徴。あるいはおとはが他人と接するための手段か。
- 「お話を作るなんてやったことありませんし」「今やってたろ」
- 少女漫画風の絵柄を描くおとは。前に出た店長の絵は絵本風の絵柄だけど、いつも描いてるのかおとはの絵よりこなれてる感じがあって、画風だけでもキャラの個性が出てる
- そしてどことなくおとはといとっぽい主人公と王子様
- 魔女役オーナー似合ってる
- 見にくるべるわか。出られないおとは
- 「べるはいい人ならあんたが活躍するのも喜ぶんじゃないか」いとちゃんの正論。おとはと出会った当初のべる様なら喜んでくれてたか
- 「その言葉はいらない」おとはの「ごめんなさい」も今回のポイント。最後にその代わりに言った言葉で身の振り方が随分変わってしまうのだが
- 「温度とダンスはぬるくなる前に」「おいしい紅茶になれないぞ!」紅茶とおとはの感情を掛けつつ、いとの口癖の「アツい/ヌルい」にも掛かっている。
- おとはのショーは成功するものの、そのにやってくるべる様。「その格好とてもお似合いね」お皮肉がお上手い
- わかなの「今謝らなきゃ手遅れ」はある意味助け舟か
- しかしおとはから出るのは「ごめんなさい」ではなくて「ありがとうございました」。おとはは「ただ感謝したくて……」と言うが……会話って難しい。
- そしておとはのペアともが孵る。「天使の卵さん?」またメルヘェンな表現。
- 実質脱退宣言をしてしまったおとはだが、この時点ではことの深刻さに気づかないままこの話はおわり。次回以降に持ち越す形に。